こんにちは、けちょです。
自宅で検証・学習用途にいろいろなサーバーを構築しているのですが、
最近サーバが増えてきてhostsの管理が大変になってきました。
Windows上にDNSを立てて運用していた時期もありましたが、
他のPCから名前解決するのにいちいちWindowsを立ち上げるのがめんどくさいですよね。
消費電力の少ないRaspberryPiだったら常時起動でも良さそうなので、
RaspberryPiにDNSを立ててみることにしました。
今回は、到着から初期セットアップまでとなります。
注文~届くまで
Tinker Boardのときもお世話になった、 Physical Computing Lab さんで注文しました。
Raspberry Pi3 model B+ コンプリートスターターキット(B+ Basic 16GB) 価格:10450円(税込、送料別) (2019/6/3時点)楽天で購入 |
到着まで1週間ぐらい覚悟していたのですが、3日で到着。
素早い対応助かります。
いざ、開封
本体、microsd、電源ケーブル(写真には写っていません)、説明書が同梱されていました。
付属品の中に、ヒートシンクが2つ(CPUとLANモジュール用)あります。
本体のケースを壊さないよう取り外したあと、ヒートシンク裏面のシールを剥がして装着します。
ハブ等にLANケーブルで接続したら準備完了です。
それでは、構築していきましょう。
初期設定
ホスト名変更
まず、ホスト名を変更しますが ラズパイのOS “RaspbianOS” では以下2つのファイルを任意のホスト名に変更する必要があります。
/etc/hostname /etc/hosts
変更後、rebootしてください。
タイムゾーン変更
タイムゾーンの変更は、タイムゾーンファイルを /etc/localtime にコピーするだけです。
$ sudo cp -p /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime $ sudo cat /etc/timezone Asia/Tokyo
Asia/Tokyo になっていればOKです。
キーボード設定
日本語入力に対応したキーボード設定に変更します。
$ sudo vi /etc/default/keyboard XKBMODEL="jp106" XKBLAYOUT="jp" XKBVARIANT="" XKBOPTIONS="" BACKSPACE="guess"
デフォルトランレベルの変更
DNSサーバとして運用するため、デフォルトのランレベルをリソースの消費量の少ない CUI に変更します。
$ sudo systemctl set-default multi-user.target
NTP(時刻同期)設定
“RaspbianOS” のNTP設定ファイルは、timesyncd.conf です。
メインのNTPサーバと同期できなくなったときに備えて FallbackNTP に2つ外部のNTPサーバを指定します。
$ sudo vim /etc/systemd/timesyncd.conf [Time] NTP=ntp.jst.mfeed.ad.jp FallbackNTP=ntp.nict.jp time.google.com
上書き保存後、systemd-timesyncd サービスを再起動します。
$ sudo systemctl restart systemd-timesyncd Warning: systemd-timesyncd.service changed on disk. Run 'systemctl daemon-reload' to reload units.
コマンド実行後に、 ‘systemctl daemon-reload’ を実行するよう指示されるので、実行します。
$ sudo systemctl daemon-reload
次回、DNSを構築したいと思います。
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